インフルエンザ脳症とタミフルの関係。異常行動の原因はどちらだ?!

   

タミフルといえば、

子供が服用すると異常行動を取るなどと

話題になり、

非常に強力な薬というイメージがありますね。

 

政府の見解として、

タミフルと異常行動の因果関係はない

との発表がありましたが、

 

本当にタミフルが原因では

ない場合もあることがわかりました。

 

詳細を伝えます。


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インフルエンザ脳症

 

インフルエンザに対する抗体が、

脳や神経細胞に侵入し、

本来の機能を低下させる病気です。

 

↓↓インフルエンザ脳症についての詳細は以下も参照してください↓↓
インフルエンザ脳症の症状とは。危険サインと対処法

 

名前の通り、インフルエンザ発症と

共にかかる可能性があり、

 

タミフルを服用するタイミングと合致します。

 

そのため、タミフルを服用したために

異常行動を取ったのでは?

と勘違いするケースがあるかもしれません。

 

インフルエンザ脳症は

神経に障害が起きるため、

 

対処が遅い場合

後遺症が残る場合もあります。

 

「タミフルだから仕方ない」

などと考えず、

病院へ受診することをおすすめします。

 

注意すべき対象年齢

 


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タミフルについて、

「子供が服用すると異常行動を起こすことがある」

 

との報道があったため、

幼児のような小さな子どもが

対象のように錯覚しがちですが、

 

老若男女問わず

全年齢が発症の危険性があります。

 

統計的には未成年が若干多いようですので、

その情報が過大に報道されてしまったのかも

しれません。

 

以下、特に注意の必要な年代です。

 

中学生・高校生

 

発症の可能性が(若干)高い未成年であり、

 

なおかつ体が成人に近づいているため

体力・筋力が上がっています。

 

場合によっては、

母親だけで抑えきれないような

ことにもなりかねません。

 

少しでもインフルエンザの症状が見られたら、

とにかく早く病院を受診し対処をはじめてください。

 

早ければ早いほど、症状も軽く治るのも早いです。

 

高齢者

 

インフルエンザ脳症に限った話ではありませんが、

体力が衰えている高齢者の方は

抗体も少なく、ちょっとした症状でも

命の危険があります。

 

とくに介護が必要となっていたり等、

普段から自身の症状を

正確に伝えられなくなっている高齢者の方について

 

ご家族がしっかり見守ることが大切です。

 

幼児

 

当然、幼児たちも注意が必要です。

子どもたちは基本的に病院が嫌いですので、

相当辛くなるまで症状を自分からは言い出しません。

 

また、親御さんが心配して慌てる姿を

「怒っている」と勘違いする場合もあります。

 

子どもはその姿を見て

「自分が悪い」といった

負の思考に陥るケースがあります。

 

心配な気持ちはとても大切な感情ですが、

お子さんの目から見た

あなた方が恐怖の対象になっていないか

注意してください。

 

心配なときほど笑顔を。

ご両親の笑顔は最高の治療薬です。

 

タミフルは服用していいのか?

 

現在では医学的にも

タミフルにより異常行動を起こすことはない

と証明されています。

 

その理由として

 

タミフルを服用していない

インフルエンザ患者の

異常行動を取る確率と

統計的な差異がない

 

ということでした。

つまり、タミフルを服用せずとも

異常行動はしていた可能性があるのです。

 

安心して服用し、すぐに治しましょう。

 

タミフルの代わりに飲んではいけない薬

 

前回の記事でも伝えたとおり、

解熱鎮痛剤(ロキソプロフェン)の

使用は禁忌です。

 

絶対に使ってはいけません。

 

病院で処方してもらえる

アセトアミノフェンは問題ありませんが、

 

市販薬の多くは前者である

ロキソプロフェンが含まれています。

 

時間やお金を節約するために

誤った市販薬を服用し

さらに悪化させることのないよう

お気をつけください。

 

インフルエンザワクチンは脳症の予防にも

 

インフルエンザにかかりにくくなる

予防接種ですが、

当然インフルエンザ脳症の予防にもなります。

 

今年度から、全種のインフルエンザに対しての

ワクチンとなったため

通常型でもB型でも対応できています。

 

料金は若干上がりますが、

その理由は、上記の通り

昨年度まで対応できていなかった種類の

インフルエンザにも

対応できるようになったためです。

 

まとめ

 

タミフルで異常行動は起きません。

異常行動はインフルエンザ、

ないしインフルエンザ脳症によるものです。

 

そしてインフルエンザ脳症は

非常に危険で、重篤な後遺症を残す

危険性がある大変恐ろしい病気です。

 

小さなお子さんを持つご家庭は

本当に気をつけてください。

 

大丈夫だろう、という楽観で

後遺症を残すようなことがあってはなりません。

 

だろう判断ではなく、かもしれない判断を。

 

最終的にお子さまの人生を

護ることができるのは

医者ではなく親御さんです。

 

異常行動が出た場合は

複数の病院で診断を受ける等、

セカンドオピニオンを利用することも

検討していいと思います。


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