三億円事件はビートたけしが犯人だった?!北野武主演の映画とは

   

昭和史に残る未解決事件の一つ、三億円事件
昭和史最大のミステリーなどとも言われるこの事件。

1968年12月10日に東京都府中市において、東芝(当時は東京芝浦電気)の社員のボーナス総額約3億円(現在の価値は10億円以上)を積んだ輸送車を白バイ警察官に偽装した犯人が奪い去りました。

結局犯人は見つからず、7年後の1975年に刑事上の時効が成立。そしてその13年後の1988年には民事上含めすべての時効が成立しています。

ちなみに、盗んだお金は保険会社の保険金により補填され翌日に社員へと支給されています。

また、その保険会社も海外の保険会社との再保険により補填されたため国内では金銭的損害を被った人はいません。

そのため、「憎しみのない強盗」などと呼ばれていたようです。

ただし、海外の保険会社は金銭的損害を被っていますし、またあの有名なモンタージュ写真に偶然にも似ている顔を持った人々等、疑われた人の精神的被害は計り知れません。

憎しみがないであるとか、犯人がダークヒーローであるといったような扱いには疑問が残りますね。



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タイトルがわかったので久しぶりに観ようとしたら

さて。

この事件は当初、遺留品が多く残っていたことですぐに解決するものと思われていました。

しかし、警察側の度重なる失態や初動捜査の遅れ等もあり、前述の通り未解決となっています。

犯人が見つからなかったことや、「金銭的被害者が国内にいない」ことから、多くのドラマや映画、小説等の題材になってきました。

北野武が演じたドラマは「三億円事件~20世紀最後の謎」というタイトルです。

ひさしぶりに見たいと思いレンタル屋さんにいきましたが置いてありませんでした。

調べてみるとなんとDVD化されていないのだそうです。

VHSでは発売されていますが当然すでに廃盤。

残念です・・・。

原作小説に当たる

このドラマ、原作があります。

一橋文哉著「三億円事件」です。

ノンフィクションとして描かれていますが、犯人がわからないためノンフィクション風のフィクションとして読むべきでしょうか。

ドラマとは若干異なる部分もありますので、ドラマ版を見た方もそうでない方も一読の価値があると思います。

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