サイン盗みの秀岳館。罰則と今後の処置は?

      2016/03/25

秀岳館は花咲徳栄に6-5で勝利し、

初白星を挙げました。

 

しかし、サイン盗みを疑われる等、

諸手を挙げて喜ぶ状況にはありません。

 

豪腕対策に

「重心を低く構えてベース寄りに立ち、バットを短く持つ」という

 

日本代表のキューバ戦でのスタイルを流用し、

低めの変化球をことごとく見極め、

大量得点に繋げました。

 

監督の読みが優れていたのか、

指示された構えが

変化球を打ちやすいだけなのか。

 

試合後、監督はサインを否定しながら

まぎらわしい行為があったことについては認めました。

 

意味のないまぎらわしい行為であれば

そもそもそんな行動を取る意味がありません。

 

となると、サイン盗みは

本当にあったのではないか、と思ってしまいますね。

 

なお、この件について処罰等はないようです。

 


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サイン盗みは見破れるのか

 

今回のように、

「それっぽい無意味な動作をしてしまった」と

言い訳すると誰も見破れません。

 

「次の球の読みが当たった」、

「事前の研究で投手の癖を見抜いていた」等、

戦術がうまく嵌れば

サイン盗みをしているかのように

打つことも不可能ではないからです。

 

サイン盗みがあったかどうか

外部から見極められないため、

最終的には当該者の良心に委ねられます。

 

高校野球の「周知徹底事項」では

サイン盗みを禁止しています。

 

しかし、先述のように本当にサインを盗んだのか、

それともそう見えるだけの紛らわしい行為なのか

わからないため罰則は設けていません。

 

難しい問題ですね。

 

 

 

センバツ発表時に異例の注意があった

 

 


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今大会の出場校発表時、選考委員長が

 

「残念なことですが、大会中に二塁走者の 紛らわしい行為があり、球審から注意された試合がありました」

 

と異例の注意をする場面がありました。

 

もちろん、秀岳館に対してではありません。

 

中国・四国枠発表時であったため、

済美高校のことではないかと思われます。

 

このことがあったため、

今大会は特にサイン盗みについて

神経を尖らせているのかもしれませんね。

 

 

おかしな「周知徹底事項」

 

 

ちなみに、サイン盗みについて禁止している

「周知徹底事項」にはもう一つおかしな規則があります。

喜びを誇示するような派手な「ガッツポーズ」などは、相手チームへの不敬・侮辱につながりかねないので慎む。

引用・高校野球罰則事項

 

侮辱でしょうか。

 

勝利を喜ぶことは侮辱でしょうか。

 

勝利の喜びを素直に表現することは

大切な教育の一環であるのではないでしょうか。

 

しかも、これを禁止していることで、

逆に「我慢しきれず溢れ出るガッツポーズ」が

美談のように語られる始末です。

 

 

 

まさにマッチポンプ。

 

まとめ

 

 

高校野球はトーナメントであり、

3年間というわずかな期間に

ほんの数回しかチャンスがやってきません。

 

となると、なんとしてでも勝ちたいという気迫は

プロ野球の比ではなくなると思います。

 

そんな中、甘い誘惑に乗せられず

「正々堂々」の精神を貫くことができるよう、

監督は指導を心がけてほしいですね。

 

 


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