情熱大陸にアフロヘア登場。稲垣えみ子さんの超節約生活とは
電力自由化が始まり、電気代に注目が集まっている今
電気をほとんど使わない稲垣えみ子さんに注目が集まっています。
以前、報道ステーションに出演した際は古館一郎さんから「節電の女王」と
名付けられていました。
節電のために冷暖房は使わず照明も基本OFF。
冷蔵庫も使わず家にあるほとんどの電化製品はコンセントを抜いているようです。
また、お風呂も2日に1度、銭湯に行くのみだとか。
あの立派なアフロヘアは毎日洗ったほうがいいような気がしますね。
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稲垣さんプロフィール
名前:稲垣えみ子(いながき えみこ)
生年月日:1965年(51歳)
学歴:一橋大学卒
学歴:元朝日新聞社論説委員(2016年1月退社)
趣味:山登り
髪型:アフロ
朝日新聞のお偉いさんだったそうです。
退社理由については、特に朝日新聞に不満があるわけではなく
朝日新聞社の社員としてやれることをすべてやりきったため、としています。
電気は本当に不要か?
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冬の暖房は火鉢を使っていたそうです。
暖かくなく、手間がかかるとか。
大変な思いをしてやっとついた火に喜びがあるそうです。
そして夜はほぼ暗闇で過ごします。
手探りで生活し、どうしても必要なときのみ電灯を点けます。
不便な状況を自ら作り出して達成の喜びを得るのは「趣味」の範疇ですね。
稲垣さんもこの節電を
「お金のためにしているのではなく、楽しみでやっている」
と言っており、趣味と認識しているようです。
仕事を退職し時間に余裕のある方だからこそ楽しめるのではないでしょうか。
我々のように社会人として時間に追われた生活をしている間は
このような楽しい節電生活は難しそうです。
一般家庭が電力消費を半分にするとどうなるのか
稲垣さんは朝日新聞社時代にコラムで
「関西電力の原発依存度は50%。ならば消費電力が半分になれば脱原発ができる。」
と節電を呼びかけていました。
現在の節電生活は「節電を呼びかけるならまず自分から」との思いもあったようです。
しかし、大切なことを忘れています。
一般家庭と企業の消費電力の違いです。
資源エネルギー庁の「総合エネルギー統計」によると
ガスや水道を含めた全エネルギーの消費比率は
家庭部門はわずか14.2%
引用:資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」
だそうです。
この統計は2011年と少し古い情報ではありますが
企業の消費エネルギーがいかに多いかがわかると思います。
また、一般家庭では暖房に灯油等が含まれているのに対し
企業の暖房はエアコンを使用していることも忘れてはなりません。
それらの点を考えると電力消費は企業側が非常に多いことがわかります。
一般家庭が仮に電力を半分にした場合、全体の7%以下しか節電効果はありません。
つまり、稲垣さんの提案している「家庭電力を半分にして脱原発」は不可能です。
※もちろん、7%という値は非常に大きいです。
完全に脱原発をすることはできませんが
原発依存からの脱却の足がかりにはなります。
家庭の節電すべてを否定する意図はありません。
節電の王もいた
「節電の女王」と呼ばれた稲垣えみ子さんですが
「節電の王」とでも言うべき方がいます。
web上で「はぴらき」さんと名乗っている方で、電気代の節約だけでなく
身の回りの様々なものを断捨離していくことで
とてもシンプルな生活を実行していらっしゃいます。
こちらの方もセミリタイア状態であり、
働きながら同様の生活をすることは不可能ではありますが
電気代については377円を達成する等
驚くほどの節電生活をしていらっしゃいます。
まとめ
超節電。それそのものを楽しんでやっている方々なので苦ではなさそうですが
科学の進歩に頼りきった我々の目からは非常に不便に映ってしまいますね。
電力消費を少なくする過程で他に必要なものも捨ててしまってはいないか心配です。
と、言いながらも4月からは電力自由化も開始され
電気代節約のチャンスではあります。
稲垣さんほど極端な節電生活は無理だとしても
お金のため、そして限りある資源のため
我々は我々のできる範囲で節約をしていきましょう。
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