北海道新幹線開通。料金、停車駅、経済波及効果、所要時間は?
北海道新幹線が26日に開業しました。
新青森から新函館北斗を結ぶ全長約149キロです。
料金は、新青森から新函館北斗間が7260円。
東京新函館北斗間が22690円。
仙台新函館北斗間が17310円。
この北海道新幹線開業で、津軽海峡を越え、北海道から本州、九州まで初めて新幹線でつながることとなりました。
北海道新幹線は整備計画決定から43年で開業、東海道新幹線開業から半世紀での出来事ですね。
世界最長の約54キロの青函トンネルを走行する。
新幹線の開業は2015年3月の北陸新幹線延伸以来となります。
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北海道新幹線開業式典
北海道側の始発駅となる北海道北斗市にある、新函館北斗駅で式典が行われました。
式典には石井啓一国土交通相や、JR北海道社長の島田修、高橋はるみ道知事らが出席しました。
石井啓一国土交通相は「開業は交流や地域の活性化に大きく貢献し、長く愛される鉄道になっていく」と述べました。
午前6時35分に上り一番列車の「はやぶさ10号」が東京に向かって出発。
青森市の新青森駅からは下り一番列車の「はやて91号」が6時半過ぎに出発し、1時間余りで新函館北斗駅に到着しました。
北海道新幹線開業にともない、定期運行の寝台特急「カシオペア」が21日に廃止されました。
北海道新幹線の停車駅は、東京駅新函館北斗駅間を結ぶ「はやぶさ」は東京駅ー上野駅ー大宮駅ー仙台駅ー盛岡駅ー新青森駅ー奥津軽いまべつ駅ー木古内駅ー新函館北斗駅。
新青森駅新函館北斗駅間を結ぶ「はやて」は、盛岡駅ー新青森駅ー奥津軽いまべつ駅ー木古内駅ー新函館北斗駅。
経済波及効果
北海道新幹線開業に伴う時間短縮効果により、関東や東北など、他地域との交流人口が大きく増加することが見込まれています。
観光やビジネスにおける交流人口が増加すれば、宿泊費や飲食費、お土産代、域内二次交通費といった様々な分野での道内消費が増加する見込みです。
北海道新幹線により、鉄道を使って北海道へ入ってくる人の数が、観光では144%の5万6千人に、ビジネスでは159%の一万6千人増加すると見込まれています。
それにより、経済効果は観光では年に約68億円、ビジネスでは約5億円の計約73億円の経済効果を生む試算となっています。
さらに、消費が増加することで生産も増加し、雇用者所得が増加すると見られており、それを合計すると年間約136億円の経済効果となる。
北海道新幹線の経済効果すごいですね。
新函館北斗駅までの所要時間は、新青森駅から1時間1分、仙台駅からは2時間30分、東京駅が4時間2分となっています。
北海道へ旅行へ行く際は、是非北海道新幹線を使ってみてください。
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